テンビンタチウオ釣行記(小川丸祐希船長)

大津港小川丸

天候  晴れ時々曇り、北風5〜6メートル波あり、気温1〜6度 風が冷たく鼻水が凍りつく寒さ

道具  竿はテンビンなので前回威力を発揮したダイワメタリア テンヤスペシャル73MH195の軟調調子、リールはシマノフォースマスター600DH、道糸2号、天秤SANY社形状記憶合金使用のタチウオ用ハイブリッド35センチ

仕掛け ハリス6号2メートル+12号50センチ針2/0の逆テーパー仕掛け、小川丸の貴光船長の前日の釣果報告コメント通りチモトのパイプなし、その他お飾りや夜行玉など一切なしのシンプル仕掛け。

潮回り 中潮 満潮5:04  干潮9:57

釣果       F4サイズの良型混じりで12匹、小さめでも脂たっぷりで美味でした♪

数年振りという長続きの寒波も2週目に入ったが今日はその中でも特別寒い!おまけに風は北風6〜7メートルときたもんだ。これくらい今まで何度も食らってきたワイ❗️と勇んで、貼らないカイロを上着の両方のポケットに2個ずつ入れて沢山着込んで自宅を出発。

船宿で記帳に行くとタチウオは3隻出船でどれも満船とのこと。やっぱりここ数日沢山釣れているバカウマのタチウオにみんな吸い寄せられているのを再認識。まずは船宿の入り口でいつも車の駐車場への案内をしてくれるタッキーと恒例のおしゃべりタイム。どんな釣り方で釣れているのか情報を収集しているうちに常連の連中がやってきてさらに情報が上乗せされるという塩梅である。

本日の船はスーパージャンボの15号船で船長もいつもの祐希船長。右ミヨシにはテンヤの神様紳太郎が最近生やしたあごひげを見せつけて陣取っている。小生の隣の御仁は同年齢層の恰幅の良いベテラン風。よろしくお願いします。と話しかけて情報交換開始するとこの方、只者じゃない。川口在住の田島さんという方だが聞けば新潟の真鯛釣りにも行くし、房総沖もテリトリーらしい。いろんな魚のことをあれこれ聞き出し楽しい1日の始まりである。

出船後まずは台船周りをウロウロ、1〜2回落としてみるが魚信なく、すぐに観音崎沖へ移動。水深65〜58メートルで漁開始。前回爆超した「かわし釣法」が本日も炸裂するか?いや、なんか前回とは様子が違うぞ。当たりがない。船長が反応沢山出ているというのだから魚はその指示だなにいるはずなのに当たらない。それから色々な試行錯誤が続く。竿先をあげて5秒止めを7秒、10秒、15秒へ変えたり、あげて止めからストンと落とすのをゆっくり落としたり、落としてからも2〜3秒止めたり。すると突然ガガっと当たりがくる。あれ、今の誘い方はどんなんだった?当たったタナは何メートルやった?もういろいろやりすぎてわからんようになってしもたやんか!でも止め長め、誘い上げも早くではなく比較的ゆっくり、タナは下から2〜3メートルだったなと思いながら、最初の心地よいタチウオの締め込みをかわして指先4本サイズの肉厚冬タチウオを釣り上げた。

それからその釣り方を再現するために曖昧な記憶を繋いで65メートルまで落としてスウっとあげて止め長め、ストンと落として一瞬止めてまたスウっとという調子で当たりを探っていく。但し今日のあたりは分かりにくい「もたれ」が多いので難易度が高い。竿を上げ下げしていると止めている時、あるいはゆっくり目にあげる時に鋭い当たりではなくムギュという鈍い重さを感じるのである。これはタチくんがエサの端っこを「甘噛み」している状況である。ハリに掛かっていないのでここからやり取りをする。ゆっくり、またはそれまで通りのリズムで巻きつつ重みを確認しつつ上げ下げしながら食い込ませる。それでも食い込まなければ、必殺竿トントンである。これは竿を持つ右手の拳を左手の拳で上からトントン(ネギのみじん切りくらいの早いリズム感で)してエサに振動を与える方法である。本日はこれがヒットした。トントンしているとぐいっと重みが増して食い込んだサインがやってくる。今日のパターンを見つけたり。前半の3時間でツヌケ達成して魚をクーラーに入れていると祐希船長がきて「今日は厳しいっすね」「後半戦も頑張りましょう」の一言。よしこのペースなら20匹はいけるやろと思ったのだが……。

これから2時間は魔の修行時間となった。何をしても当たりがない。置き竿、自動スロー巻き、1,2,3のホイなど、自分の持っているあらゆる引き出しを全部開けて試したはずだが魚は相手してくれないのである。参ったなあ。隣の田島さんもずっと置き竿にしていると何本かあげているみたいだな。置き竿でおにぎりを食べていると田島さんの左隣の客が久々に魚の顔を見せてくれた。どんな釣り方してるねん?じっと観察すると大きくて早めのシャクリをしている。これは潮が変わって活性が一瞬高まった可能性大のサインである。冬タチウオの繊細な当たりを取る釣り方とは程遠いが今はこれが正解なのである。

早速真似して2本ゲットしたところで時間切れ。後半は結局2匹だけであったが、このダレる時間帯を次回はなんとか改善したいものである。

             

本日の反省と教訓

本日の反省点は後半戦2時間の釣果ゼロである。原因を考えるに、やはり魚の気持ちの変化が理解できなかったということである。朝イチからの2〜2.5時間は下潮で比較的活性もあったが、その後10時過ぎから12時前までは超低活性なので、目の前に来たエサがうまい具合に動けば口を使ってくれてもたれ当たりがくると思いゆっくり静かにやったのだが、これが間違っていた。タチウオ君たちは見向きもしなかったのである。最後の30分で早い、大きなシャクリに変えて2匹取り込んだが、これをもっと早く探し出すのが名人への道であろう。