テンビンタチウオ釣行記(小川丸タカシ船長)

大津港小川丸

天候  晴れ時々曇り 気温0〜7度 微風

道具  竿ダイワメタリア73テンヤスペシャル195、リールシマノフォースマスター600DH 道糸PE2号

仕掛  Y字テンビン35センチ錘60号ハリスフロロ7号2M+フロロ12号50センチの逆テーパー、針細軸黒の3/0,フラッシャー、水中ライト赤の早い点滅パターンでやる気のないタチウオに対してアピール重視の仕掛け

潮目 若潮 満潮11:14 干潮07:24

釣果  良型中心に17匹!当日出船の満船2隻のなかで竿ガシラを取りました❗️(嘘みたい)

本日は強烈な寒波到来で往路雪が積もってたらやめようかなと考えていたが家から一歩外に出たらそれほど寒さを感じずもう完全にスイッチオン、横横道路もスイスイと流して4時前には現地到着、船宿開店まで40分ほど一寝入り。

最近の釣果はバラツキあるものの基本的には激渋でツヌケすれば御の字との事前情報に悶絶覚悟で臨んだ。常連が昨日押し寄せたため本日は貸竿の客が多かったがたまたま小生の右艫の隣に常連の森くんが着座したので朝から恒例おしゃべりタイム。聞けば森くんはコマセ真鯛が好きらしくタチウオは合間をねらって来ているとのこと。ちなみに森くんは茨城出身の茨城弁丸出し、ギョロ目で愛嬌たっぷりでいるだけで笑ってしまう奇特な釣り師であります。

出航後10分走ってまず第一投。指示だなは57〜54メートルとかなり狭い。コリャやる気のないタチウオ君と粘りの勝負だなと覚悟を決めた。前日何回も見た忠彦丸の厳冬期のテンビン釣りのYouTube通り、50センチをピシッとシャクってすぐに竿先を下まで落としてフリーフォールさせながら7秒待つのパターンを繰り返す。しかし当たりが来ない。このパターンは今日はダメか?少し指示だなより下げて同じパターンで誘い上げたり、待ちを長くしたり、短くしたり、いろいろ試しているうちにガツッという当たり。しかし食い込んでいないのでそこからのやりとりが本当の勝負じゃ。前回じっと止めたまま軽く竿を叩いて食い込みを待ったがことごとく食い逃げされた苦い経験があるので今日は同じリズムの小さいシャクリを粘り強く続ける作戦。最初はタチウオのやる気もあまりなく当たりの間隔が長かったがシャクリ続けると間隔がだんだんと短く当たりが大きくなってきたぞ。後一息、食い込め、食い込め! 最高の緊張感にこちらは唾をぐいっと飲み込む。グイッ、ようやく今までとは違う大きな引き。今だ!来た〜、まるで根掛かりしたような強烈な締め込み。これぞタチウオ釣りの醍醐味、掛けた魚はF4.5、肉厚の最高に旨そうな魚であった。これだからタチウオやめられまへん。

その後もしばらく同じパターンで2匹追加したがそれから同じパターンに反応がなくなった。「釣れなくなったら釣り方を変えるべし」が師匠たちの異口同音の教えだったな。よし、ではチョンチョン誘うコンニャク釣法を試して見よう。てな具合でチョンチョンし始めたらいきなり食い付いてきた。獲物は小さ目のF3.5サイズ。オマエはお呼びじゃないんだよなぁ。やはり早い誘いに食い付いてくるのは大体小さいオスなので狙うべきではないと再認識し、一旦置き竿でおにぎりタイム🍙。それからあれこれ試しながら気が付けば11時前で釣果は12匹。12匹目を釣り上げている最中に中乗りのにいちゃんが後ろで見ていて「何匹目ですか?」と聞くので「これで12本目」と返したら「凄いですね」の声。聞けば本日は壊滅状態で小生の次点は多い人で自分の半分くらい、まだゼロの人も沢山いて船長が焦っているらしい。

まあそんなこともたまにはあらあな。本日の目標はツヌケなのですでに達成して自分は余裕のヨッちゃん、ますます釣れなくなってきたタチ君相手にあらゆる引き出しを駆使して悶絶タチウオを楽しみながら貴重な1本を積み重ねた結果は17匹。特に14〜17匹目は全て全く当たりが感じられない居食いだったが竿先と道糸の微妙な動きで気配を感じて定点でじっくり粘り強くやり取りして掛けた獲物で満足度も十分の釣行であった。

本日の反省と教訓

本日の反省点は二つ。一つ目は毎度お馴染み、最初に掛けた魚をお決まりのバラシで取り逃したこと。二つ目はなぜかような激渋壊滅状態の時に自分がこんなに釣れたのかその理由がよくわからないこと。二つ目の理由について自分として分析した理由は以下。

① 水中ライトの高速点滅での誘いが効いた

② 臨機応変に釣り方をいろいろ変えて手が合った

③ 大きめの3号バリと大きく付けた餌が効いた

おそらくはこれら要素の複合結果としての好釣果なのであろうが今ひとつ確信が持てないのが情けないというか、タチウオ釣りの奥の深さというか…

本日の結果を受けてタカシ船長がホームページの釣果報告欄に「夏から秋口の誘いパターンはこの時期のタチウオには逆効果、出港前に自分のレクチャーをちゃんと聞いた人は釣れていた」との記載あり。よほど口惜しかったのであろうと察するにあまりあるコメントであった。

小生としては2〜3年に1回あるかどうかの会心の釣行で言うことなし。しかし大体こう言う後は好事魔多し、また撃沈して自信を打ち砕かれること間違い無いので、浮かれることなく修行と学習を積み重ねていこうと思いを新たにしたのでした……とか言いながらテンヤの師匠にラインで釣果報告したら「そりゃ凄い、多分東京湾中の竿ガシラだよー」と言われて早速ヨメさんに自慢しているしょーもない超凡人の私でありました。