テンヤタチウオ釣行記(小川丸タカシ船長)
天候 曇り時々晴れ 気温も30度前後で一時の猛
暑に比べれば良いお天気です。
道具 前回同様、91H170とフォースマスター600
DHに50号のテンヤ
潮目 中潮(最終日)満潮07:56, 干潮13:42
釣果 大小色々なサイズ取り混ぜて20匹.最大は
131センチのスーパードラゴン
好調が続いていた夏タチ君ですが一昨日、昨日と突然の低調模様、昨日乗船したテンヤ師匠の狩屋さんが14匹とのこと。船宿での登録時に中乗りのタッキーに聞くと「海が濁ってしまって魚が嫌がっている」らしい。今日の釣行の目的は私の釣り師匠であり、今月40年以上続いた自分の店であるイタリアンレストランを閉店する有賀さんへの惜別のプレゼントとして大物のドラゴンタチウオを釣り上げること。なので濁った海は好都合、コマイ奴らがチョロチョロ食いついてガチャガチャやられるよりはジックリ大物狙いに集中できると思いを決して出航。タカシ丸の右トモに陣取ると隣りに来たのは常連でギョロ目の森君。茨城弁が強烈で愛嬌たっぷりのオッサンだが気心が知れているので和気あいあいで楽しい釣行の予感バリバリである。最初のポイントは伊勢町沖、第一投は指示だな65〜55メートル、ゆっくり目のトゥイッチからスタートしてまずは潮のヨレ目を探す。うーん、イマイチよくわからん。
2回流してみたがヨレ目もよく分からず当たりもないので次に60〜50のタナでスロー(シマノフォースマスターでスピード1)巻き、シャクリ無しで10メートル誘い上げると54メートルあたりでコツンと初めての当たり。よし、ここだな! もう一度イカ先生の省エネバイブレーションで58メートルからゆっくり上げて行き55〜54メートルに潮のヨレ目をがあることを確認して54メートルで定点バイブレーションを繰り返す。何回か叩きを繰り返しているとガツンとかっさらい当たり。ヨッシャー、しっかりフックして電動オン、初フィッシュは慎重に取り込もう、竿を置いてリーダーを両手で手繰り寄せながらと、いつもの手順…あっ、一瞬糸が緩んでしまったその瞬間、本日一本目となるはずの良型タチウオは優雅に海中に消えて行ったのでした。ガビ〜ン、自分としたことが取り込みでヘマるとは! 仕方ない。気を取り直してもう一回。しかし、当たりはあるが掛からない。エサもそれほど大きく損傷していないのを見ると相手の魚は小さいに違いない。狙っているのはお前らじゃあないんだ。シィッ、シィッ!あっちへ行け。しかしながら釣れてしまいました、指3本から2本のサンマサイズが4本、ちょっとまともなF4本サイズが1本。こりゃいかん!師匠の土産がこれでは話にならない。ここはガシャガシャ動かさず指示だな上限ちかくで放置プレイに方針変更。当たりは少ないが少しサイズアップの魚を2匹追加したところで移動、猿島沖と台船西を交互に行ったり来たりすることになった。ここでようやく良型が出始めるが、跳ね上げ当たり、食い上げ当たり、かっさらい当たりなどパターンが毎回違うので爆釣モードのパターンに入れず試行錯誤が続く嫌な展開。
こういう時は「悩んだら基本に帰れ」だ。つまり
- 指示だな下限から誘い上げて当たりがあったらそこで魚を掛けるまでしぶとくやり取り
- 当たりがない時は潮のヨレ目を探してそこに魚を下から誘い上げで連れて行き、そこでバトルして掛ける
- 船長の指示だなを信じて何度でもこの誘いを繰り返してゆっくり目の誘いで大物を狙う
- 潮のヨレ目はひと流しごとに微妙に変わるので毎回丁寧に確認しながら仕掛ける場所を見極める
結局この「基本に立ち返る」が抜群の効果をもたらし終わってみれば本日は竿ガシラを取ることが出来ました。終わる1時間前には小さな跳ね上げ当たりをバッチリ合わせで131センチのスーパードラゴンもゲットして師匠への立派な土産も確保できていうことのない釣行でした。
本日の反省と教訓
本日の反省は前半戦で水面バラシを3連続でやってしまったこと。やはり意識し過ぎて糸を上手く手繰れなかった為に水面でテンションが緩んで針外れというパターンなので電動巻き上げを早めに止めて魚を水中に留めたままなるべくリーダーの根本を両手で持って抜きあげる事をきちんと実行したい。
本日の教訓は「周りが釣れていなくても魚がいればやり方次第で釣れる」ということです。そもそも船長が最新鋭の魚探を見て魚のいるところに連れて行く訳なので後は魚の機嫌との戦いな訳ですから、あれこれ人間の知恵を絞って魚に勝たねばなりません。当然潮の具合とかダレる時間帯はあるのですがこちらはダレる事なく魚のお気に召す誘いのパターンを常に探る事を怠らないことが名人への道と心得ました。